203高地
有名だが、このポイントを押さえる直接的な会戦だけで数ヶ月、死傷者6万の要塞攻め
これだけで当時の日本総人口の0.1%強
大砲や機関銃に鉄条網でガチ武装の高台の頂上にあるロシア軍要塞
丸見えで圧倒的不利な登りで、しかも絶望的な歩兵突撃をひたすら繰り返し
前は敵の砲弾と機関銃掃射の雨、そして後方からは乃木大将命令で味方の大砲も撃ってくる
周辺に落とされただけで吹っ飛んで手足がモゲる
それがわからないならともかく、最初からわかっているのに退却ができず
運が良ければ重傷で戻ってくるような歩兵師団
そしてそれ以前の年単位の膠着を含めればもっと膨れ上がる
勝ったこと自体が奇跡の無謀度Maxの壮絶さ
歩兵からすれば、もう配属時点で死刑宣告
後続の礎になってこい!って言われているようなもの
最初から死を覚悟して志願する特攻隊のようなものとは違うし
東南アジアじゃ部隊から脱走や投降も可能、絶望の中の活路はある
二次世界大戦のノルマンディーのように物量が勝った短期の要塞攻略でもない
203高地攻略は美意識も選民意識もヘッタクレもなく
基本的に最初っから死ぬ覚悟がない連中が殆どなのに、
いくらカリスマ風林火山的な乃木親方様の命令とはいえアンマリな理不尽さ
まぁそれだけ重要度Maxでもあった訳だがね
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