中華文明がなければ、日本は土人の国

もし中国の影響を受けていなければ、日本人は南北アメリカ大陸やオーストラリアの原住民程度の文明しか築けず、半裸で槍を持って走り続ける未開人だったであろう。

一万年以上も文字を持たないエンドレスな未開人状態から脱却できたのは、ひとえに他力ゆえであり、ネイティブアメリカンやアフリカの黒人たちのような運命を辿らなかったのは、運良くお隣さんから文明のお裾分けを受けたからに過ぎない。


その歴史を見れば分かる通り、後追いしか能のない民族が、新時代の旗手や世界の覇者になれないのは至極当然であるからして、日本人は感謝の気持ちを噛み締めつつ、猛省すべきである。

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ジャレド・ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章
農業適地との比率で見ると、日本は世界で最も高密で、驚異的なのは外部世界との接触が多少はあったということではなく、その接触が縄文社会にほとんど影響しない保守的なミニ世界で、一万年にわたり孤立を保ち、ほとんど変化しなかった??脆弱で急変する当時の世界の中で、安定の島だったのだ。
400BC までの対馬海峡は、豊かな農民と貧しい狩猟採集民を分断していたのではなく、貧しい農民と豊かな狩猟採集民を分断していたのだ
集約農業はなく、犬以外は家畜もなかった。金属道具も持たず、書字も布もなかった。社会の階層化はほとんどなく政治的な中央集権化や統合に向かう様子はあまりない。こうした特徴はどれも、縄文時代の日本からほんの数百キロ離れていただけの、中国や朝鮮の同時代社会とは著しい対照を見せている
http://bbs16.meiwasuisan.com/history/1494725028/059...

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