ごく少数だけど、まともな日本史研究者もいるんだよね。
『蒙古襲来絵詞』に見る日本武士団の戦法 中村学園大学・佐藤鉄太郎
「蒙古襲来は日本歴史上の大事件であったために後世色々な話が作られて誤り伝えられてきた。
例えば文永の役に於いて蒙古軍の集団戦法に対して日本の武士達は一騎打ちの戦法で戦った、
博多は蒙古軍によって焼き打ちにされた等である。しかし、日本の武士達は一騎打ちの戦法で
蒙古軍と戦ったことはなく、絵五に描かれているように騎馬隊を中心とした集団で突撃する戦法を
とっていたのである。また、文永の役に於いて蒙古軍と日本の武士達が正面から衝突した戦いは、
赤坂と鳥飼潟の塩屋で行われた合戦である。これらの戦いに敗北した蒙古軍は博多を攻略する
ことに失敗し、撤退してしまった。文永の役に於いて鳥飼潟の戦いは日本の武士達が総力をあげた
戦いであり、日本の武士達が勝利した戦いであったのである。」
問題は、こういうまともな研究者がきちんと史料に基づいた研究成果を発表しても、その他大勢の
頭のおかしな日本史研究者たちによって黙殺されてしまうこと・・・
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