「馬鹿」といえば、今では「低能な人間」や「愚かな人間」といった意味でよく使われている罵倒語だが、
その語源まで遡ってみると、「馬鹿」はもっと深刻な意味を持つ言葉であることが分かる。
「馬鹿(ばか)」とは本来、「目の前の鹿を馬だと言い張る程にも、
自らの強情さを押し通そうとする横暴な人間」のことを意味する。
秦始皇帝と二世皇帝胡亥の腹心であった宦官趙高が、自らの強権を絶対のものとするために、
皇帝の面前に鹿を差し出して「立派な馬です」と言った。それを見ていた群臣のうちで、
「鹿ではないですか」と横槍を入れた臣下を後に趙高は法律濫用で罰し、「立派な馬ですね」
と称賛して趙高に阿ったものを厚遇した。これが彼の有名な「馬鹿」という言葉の語源。
たとえば、ドラえもんでいえば、のび太もジャイアンも頭が悪いキャラであることは一致している。しかし、
のび太は上記の趙高のような横暴さの持ち主ではないから、本来の意味に基づけばのび太は馬鹿ではない。しかし、
ジャイアンのほうはまさに、趙高のような横暴さの持ち主そのものだから、ジャイアンこそは本当の馬鹿だと言える。
秦始皇帝ないしその重臣を源流とする長宗我部もまた、上記のような意味での「馬鹿」の性分を具えている。
誹謗中傷が目的でも、親しみを込める意味があるわけでもないが、長宗我部こそは、生粋の馬鹿である。
「馬鹿」という言葉の語源にも根ざした、3000年来の悠久の歴史にも裏づけされた、究極の馬鹿である。
平成冒頭のバブル期に、西武グループのオーナーとして長者番付世界一となった堤義明など、
上記の意味での「馬鹿」としての横暴さによって、財界のトップに君臨した人間は数多く、
秦帝国→秦氏→長宗我部→岩崎弥太郎→三菱→今の日本の財界という、馬鹿の系譜は見事なまでに継承されている。
今は欧米からの金融操作攻撃で何とか沈静化しているが、もしも欧米が崩壊して日本の財界に対する箍が外れれば、
またバブル期のような馬鹿騒ぎを繰り返すに違いなから、究極バカの長宗我部ボケに対するツッコミが必須だといえる。
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