総力戦で戦争が縦深化した結果、騎兵突破が不可能/無意味に。それが要因だと思うよ
・近代国家化により、良質で信頼できる歩兵を無尽蔵に徴収可能なストックが実現
・恒常的な補給で、戦域に長期間・密集して軍が生存可能になった
→戦域全体における、縦深のある野戦築城、部隊配置が実現
(昔の、薄く分散して常時移動徴発・決戦時の短時間のみ密集→短期野戦決戦あるのみ ではない)
・前線に配置可能な兵数は、鉄道駅から各部隊への道路輸送能力で決まる事に
→前線後方・多方面・本国などに「前線に送れない兵」が大量に存在する事に
・人と比べて、軍馬の維持は 大量の水と食糧(嵩張る上に保存困難な飼葉だ) 良質な環境
が必要なため、前線に高密度に配置する事ができないし、補給線を外れて長期生存も不能
・当時の騎兵は、十分な支援がなければ、同数であっても防備を固めた歩兵を破れない
ってな状況なので、
・騎兵で首尾良く前線を突破しても、支援無しで第二線にぶち当たる→停止
・敵前線軍を突破しても、すぐに後続軍にぶち当たる。衝突を避け迂回しても、騎兵軍は
すぐに干上がって戦力喪失
・突破兵力としては、歩兵の方が衝撃力・拡大能力ともにある(馬よかマシってレベルだけど)
戦術・戦略どちらにせよ、相手が十分な防備を整えていない状況以外では、騎兵の
存在意義が無くなった。だから正面兵科としての騎兵類は衰退した。のだと思うのよ
正面兵力以外、偵察や遊撃的軽戦闘ならまぁ…だけどさ
ついでに言えば、歩兵による突破も不可能に。んで戦線停滞・ガチンコで削り合い
重兵力で包囲殲滅 がWW1後期の様相になったとな
返信する