731部隊の実験

創業者が作った社風というものは企業に歴然として存在する。
緑十字の前進は日本ブラットバンクと言う。
この会社を簡単に言えば、日本初の売血業者であり、
朝鮮戦争で輸血用血液を必要としてたGHQと組んで、
戦後貧困にあえぐ日本人の頬を札束ではたいて、文字通り血を絞り取った。
内藤は公益の為と言ったが、別に終戦後国内で輸血用血液が大量に必要とされていた事実は無い。
単純にアメリカ相手の金儲けの手段だった。
手段を選ばず、人の命を金儲けの手段にする。
この731由来の倫理観の欠落した社風が、薬害エイズを引き起こした。

なお、内藤良一は、自社で発売した血液製剤が引き起こした肝炎について、
生前、『乾燥人血漿について私のお詫び』と題した文をよせ、
其の危険性を熟知していた。
其れを承知で、非加熱製剤を作り続け、
1981年まで会社の経営責任を担っていたのだから、無関係なとどは言えない。
右翼は詰めが甘い。

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