アイヌはエミシですよ。当て字で蝦夷。エミシはアイヌ語を元にしている。
どうも5世紀までは東北〜北海道はこのエミシが占有し、続縄文時代を形成。
弥生文化の北上でそのラインは徐々に北上し、7世紀からは擦文文化に姿を変えて平地式住居となる。
関東エリアに5世紀ごろにはすでに渡来系の移植による古墳時代の影響が及んでいたけれど、寒冷期真っ最中なので稲作は東北には普及しない。
7世紀からの気候の温暖化につれて開拓、入植活動が東北に及び始めて擦文文化が花開く。
これは北海道にまで拡がるが、基本的には大和王権と無関係な土着関東系
（それ以前に紀州系まで関東に移動しているから、紀州人の東北進出も早い）の北上だけど、阿倍比羅夫の遠征もこの頃。
でも、王権が本格的な東北経営を開始したのは8世紀末から。坂上田村麻呂ね。
11世紀までに奥州藤原氏を生むまでになったけど、この藤原氏は和人。その滅亡の後を継ぐのが安藤氏。
平安時代から一貫した同化政策と帰降蝦夷の俘囚移配で全国にも散らばったエミシ＝土着アイヌだけれど、江戸時代になっても40家族以上が外ヶ浜に存在していた。
北海道アイヌの悲劇は、松前藩による非同化政策の果てなの。
ほとんど同じタイミングで薩摩藩も苛烈な琉球経営をしているが、琉球は独立王国を建設したけれどもとから和人なのね。
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