西郷隆盛が、人気があるのはなぜだろう?
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059 2019/08/25(日) 12:52:33 ID:Fu06ik473A
『明治六年政変』は、明治四年の岩倉使節団の計画段階から話を起こし、政変の背景の複雑さを詳しく点検し、原因は「征韓」ではないと結論づけています。
さらに「征韓」ということ自体にも疑問を投げかけています。そこでは驚くことに、「征韓」派の中心人物とされる西郷ですら、「征韓」が本意ではなかった可能性が高いと指摘されているのです。教科書で知っていると思っていたことの危うさを感じます。
そして『江藤新平』によって、維新政府においていかに江藤の功績が大であったかを知ることができるでしょう。
江藤が明治六年の政変を経て、自らの思惑にはずれて佐賀の乱に巻きこまれ、梟首(さらし首)に至るまでが丁寧にたどられています。
そこにちらつく大久保の動きを本著で読み知っていた読者は、報道された「陰謀」説にさほど驚かなかったのではないでしょうか。
各紙記事によるかぎりでは、今回の毛利氏の新たな指摘は、佐賀の乱が「政府側から仕掛けたのは明白」ということをさまざまな史料によって結論づけたことであろうと推測しています
(未見ですが、読売新聞によると「佐賀戦争は政府の計画的謀略」という論文にまとめられているそうです)。
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