市民革命が倒産の代わりに政権交代を導入できたのは、議会制民主主義採用の果実。
市民に分かりやすく借金返済プログラムへの理解と賛同を促した。
主権者である市民も我が事として債務超過を受け止めざるを得ない。
加圧が容易くなり、暴れたり、逃げ出したりせず、忍耐強く過剰労働と搾取に耐えられる国民が誕生する。
まあ、ある程度の棒引きもあるのだが、国全体が差し押さえられたも同然なIMF返済プログラムで財政再建に尽力させられる。
植民地ではないけど、国家意思は削減され、隷属的にかき混ぜられて命令に従うわけだ。
全面的に、細大漏らさず搾取されて、人類は脳による支配、脳による開発、脳による発展へ文明化を推し進める。
大脳が異常発達した生命らしい支配形態だ。誰が支配しているわけでもない。
脳が支配している。搾取のおかげというよりは、人体を模して社会が築かれたに過ぎない。
脳は人体の2%の重量に過ぎないが、20%のカロリーを消費する。
コンピュータがさらに発達すれば、地球上の電力の20%はコンピュータが消費してもおかしくはない。
搾取だと言えないこともないが、言ってもしょうがない。
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